ホテル事業を展開する「岡本ホテルシステムズ」(東京都中央区)と関連会社が5年後の元本保証をうたい、会員制クラブへの入会金名目で預託金を不正集金したとして、警視庁などの合同捜査本部は26日、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで、同社事務所など関係先の家宅捜索を始めた。捜索先は約90カ所にのぼる見通し。
出資者は少なくとも5千人超にのぼり、同社は計約200億円の預託金を集めたとみられる。預託金の一部は活動資金として暴力団側に渡った可能性があり、捜査本部は不正資金の実態解明を進める。
捜索容疑は同社は17年4月以降、会員制温泉クラブ「岡本倶楽部」への入会を勧誘する際、100万〜1千万円の預託額の元本保証を約束したうえ、岡本ホテルグループのホテルに宿泊できるポイント券(60万〜815万円分)を交付。「宿泊に使用しない場合60〜75%で買い取る」と宣伝し、首都圏を中心とした5千人超から計約200億円を出資させたとされる。
捜査関係者によると、預託金の一部は暴力団が関与するヤミ金業者などに流れた疑いがある。解約時のトラブルも複数あり、預託金の募集を始めた当初から、元本保証が確約できるシステムではなかった可能性が高いという。
「岡本倶楽部」は18年10月、岡本ホテルシステムズの関連会社(東京都)に運営が移管されている。
岡本ホテルシステムズは昭和62年に不動産会社として設立。平成10年ごろ休眠状態に陥ったが、12年に元会長が経営に参加し、別会社が経営していた施設を買収するなどしてホテルグループを形成。現在は関連会社を含め全国7県で11のホテル経営にかかわっている。
【関連記事】
・
「岡本ホテル」きょう捜索 出資法違反容疑 200億不正集金か 一部暴力団に流れる? ・
バカラ賭博店に部屋提供 元外交官を逮捕 ・
後藤元組長逆転有罪 武闘派組長から一転、得度、自叙伝も ・
相撲協会、2親方処分へ 暴力団幹部ら観戦問題 ・
現場に残った数千万円…絞り込めない犯人像 板橋の資産家夫婦殺害事件1年 ・
虐待が子供に与える「傷」とは? ・
<諫早干拓>長崎地裁の裁判官3人が現地視察(毎日新聞)・
<国民新党>江本氏を公認(毎日新聞)・
普天間 辺野古移設 またアメとムチ、裏切りに沖縄怒り(毎日新聞)・
移住促進へ情報提供 空き家バンク 各地で導入…課題浮き彫り(産経新聞)・
堺で路上強盗、水色自転車で逃げる(産経新聞)